情報発信

 諏訪地方の人にとって諏訪湖は、生活用水を初め、漁業、農業、工業、観光など様々な分野に恩恵を与えています。しかしながら、利用することばかり考え、守り、 感謝することを忘れてしまったが為に、ゴミが増え、水質が悪化し、アオコの発生や、悪臭の発生が起こってきたと思います。しかし、人々が気付き官民挙げての活動で、今日の状態まで持って来ることができたのだと思います。  
 「湖浄連」も発足から20年、これからの活動で何が大事か考えると、やはり今まで同様、地道にゴミ拾いを行い、それと同時に環境に対する意識の向上を多くの人に 呼びかけていくことだと考えます。それには先ず、湖に一番近いところで、ボートに 乗ったり、魚・水棲昆虫などの観察を行い、実際に湖と親しんでみること、その上で 生態系などを勉強することが大切と考えます。是非、町図書館の「環境コーナー」を覗いてみてください。今年は、20周年を記念して、「めだか」関係の本を充実させますし、絶滅してもう実物を見ることのない生物のビデオもコーナーに設置する予定 です。
 その他、環境に優しいとされる植物「ケナフ」から紙を作ってみることも環境問題 を考えるうえで大変理解しやすいことでしょうし、大人から子供まで、環境問題を自分のことと認識することがまずは大切と思います。……蛇足かとは思いますが、「ケ ナフ」は、食用としても有効で、ギョーザや天ぷらの料理を通して普及しているグ ループもあるそうです。……  
 世界レベルで環境問題が叫ばれている今日、官・民・企業などが一体となり、容器のリサイクル化、再生紙の使用などの活動なども活発に行われるようになりました。 そんな中、私たちは、自分達の身のまわりでできることを実践し、仲間を一人でも多 くして行くべきだと思います。
 諏訪湖の水も、もとはと言えば泉が湧きだしたもの。その水を釜口水門まで美しく保つことが、私たち諏訪の人間の義務だと考えます。  
湖浄連 会長 五 味 道 雄

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