諏訪ルネッサンスみんな集まれ!すわ未来21 ブース出展

 11月15日(土)、16日に富士見町町民センターを会場に行われた諏訪ルネッサンス みんな集まれ!すわ未来21に湖浄連も参加しました。これは“圏域住民が一堂に会し、見て、触れて、体験して、一日楽しんでいただくためのイベントを開催します。圏域内サークル、NPO、ボランティア団体、大学等、主に営利を目的としない団体のブースを設け、環境、商業、工業、農業、福祉、観光等の展示会を行う”というものです。合併を目前に控え、より広域的な活動を目指す湖浄連としては、まさにPRの格好の場と言えました。

 今回は82団体が一堂に会しましたが、その中でも環境に関係する団体は1/4を占めており、環境問題への関心の高さが伺われます。中でも子供たちの発表が多かったのはうれしいことです。
 さて、湖浄連のブースですが、このイベントの趣旨である「見て、触れて、体験して」をクリアすべく、試行錯誤してみました。

まず、「見て」ですが、湖浄連の活動記録をパネルにまとめてみました。字が多いと見る気がしなくなるのは皆さんご承知のとおりなので、写真が中心です。そして、本年度の浄化ポスター入選作品を展示しました。本来ならば、全入選作品を展示したかったのですが、さすがにそこまでのスペースはなく、最優秀賞2作品以外は縮小したものを模造紙1枚にまとめさせていただきました。また、2日目は湖浄連の紹介ビデオも上映しています。

次に「触れて」と「体験して」ですが、これが今回のブース出展における目玉になります。

1つ目が生活クラブで用意していただいたブラックボックスです。合成洗剤に含まれる蛍光増白剤の発光実験です。湖浄連も「石けんを正しく使う運動と意識の高揚」を事業の柱に掲げています。石けんは合成洗剤に比べて、環境にも体にも良いものです。参加された皆さんも熱心に説明に聞き入っていました。もっとも、子供たちは純粋に自分の体が光っているのを見て喜んでいましたが、それはそれでよかったのではないかと思います。なぜ自分が光っているのかは、もう少し大きくなってから、おいおい勉強していただきましょう。その場で販売した生活クラブの石けんも結構売れていたようです。

 さて、2つ目の体験は水質実験です。例年クリーン祭で下諏訪町内の河川から採取した水で水質実験をしていますが、今回は折角の広域イベントですので、諏訪湖に流入する主な河川で採取して見ました。横河川、砥川、上川(上・下流)、宮川に
加え、諏訪湖中心部と天竜川の水で実験してみました。なるべく子供にやってもらうようにしましたが、中には環境に関心の高い方もおられましたので大人の方にもやっていただきました。大体の検査項目は反応が出るまで5分位かかりますのでその間をトークで持たせるのはなかなか大変ですが、これをやってみたいという人は皆さん関心を持っているので熱心に聞いてくれます。子供などは取水口を手で触ってしまうので、数値は余り信用できるものではありませんが、興味を持ってもらうのが第一だと思います。

 あと1点、前の日の晩に「そうだ!」と思いつき、当日の朝に採ってきたアレチウリの実物展示です。もう11月も半ばだというのに結構元気です。アレチウリの強靱さにはあきれてしまいます。さて、会場に来られた皆さんのほとんどは、アレチウリの名前は知っていましたが、どれがアレチウリかは以外と知らないのが実状でした。富士見町の方で、「富士見にはまだ来ていないですよ」と言っておられる方もおられましたが、そんなことはありません。富士見にもシッカリと根付いています。線路脇や河川沿いは要注意ですね。結構熱心に聞いてくる方がおられましたので、我々も熱く語ってしまいました。今回の実物展示では、日頃我々が苦労しながらとっているあのトゲだらけの実を素手で触っていた方もおられましたが、あとでチクチクしたのではないかと思います。これでアレチウリの恐ろしさは十分理解してもらえたことと思います。
 

 ブース展示は以上ですが、この他にステージ発表の機会がありましたので、この際時間をもらいました。白倉会長から諏訪湖浄化、環境保全に対する熱いメッセージが語られた後、ブースでも放映していた湖浄連紹介ビデオをプロジェクターで放映しました。せっかく放映するのですから、なるべく大きなスクリーンが欲しいと実行委員会に無理を言ったところ、かなり大きいものを用意してくれたので、結構迫力がありました。12:30からの出番でしたので、ちょうど昼時ということもあり、聞いている人は若干少ないように感じましたが、これはこれで大きなPRであったと思います。
 
 今回は湖浄連に関係した部分のみ書き連ねましたが、この他の団体のブース出展やステージ発表、環境フォーラムでのパネルディスカッションなど、結構楽しめるイベントであったように感じます。来年は茅野市へ会場を移して行われるようです。今回のブースコンテストのグランプリは「そば処 おっこと亭」の頭上に輝きましたが、湖浄連としても是非来年も参加し、今度こそはグランプリが取れるよう、頑張ってみたいものです。そしてより多くの方との交流を深めていければと思います。



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