諏訪湖岸の清掃
 諏訪湖の汚れをなくし、昔のように美しい湖を取り戻すことは私たちの願いです。この願いのもと町内の40数団体が協力し1980年8月9日に「下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会」(湖浄連)が設立されました。設立以来、「諏訪湖にトンボを」、「よみがえれ諏訪湖」を合言葉に毎月1回の湖岸清掃をはじめ諸々の啓発活動、学習活動を行っており、2010年には設立30周年を迎え、参加団体等も81を数えています。

 近年、諏訪湖周辺で猛繁殖を続けるアレチウリは、天竜川下流域でも深刻な問題となっており、継続的に除去活動が展開されています。湖浄連でも平成13年度から本格的な除去活動を開始し、岡谷市でも除去作業が開始されました。
 地域住民の努力により、以前の諏訪湖に比べれば水質も改善されてきております。2001年7月には諏訪環境まちづくり懇談会の主催で「諏訪湖で泳ごう2001」(第2回)も開催されました。広がる連携の輪の中で諏訪湖〜天竜川〜更には遠州灘に注ぎ込む太平洋までを一つの流域としてとらえ、私たちはその源で暮らしているということを認識しなければなりません。
アレチウリの除去

 諏訪湖も湖沼法の指定をうけ、水質保全計画に基づき県、町でも水質改善のための各種事業が展開されています。県では諏訪湖浄化プロジェクトチームが発足し、非特定汚染源対策やアダプトプログラムの導入といった新たな取り組みが始まっています。町でも大きな投資をして下水道の整備が行われ、普及率100%を達成しましたが、住民ひとりひとりが浄化に対する意識の高揚をはかり、水との新たな「つきあい方」を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 また、水生植物エゴの復活、親水性護岸の整備など親しみのある環境づくりに更に努力していかなければなりません。
 私たちひとりひとりの「水」に対するやさしい思いやりが、美しい環境を次の世代に引き継ぐことになります。私たちは、先祖から引き継いだかけがえのない美しい環境を守るためにも、この運動が諏訪湖をとりまく全市町村の住民運動として発展するようそれぞれの組織を通じて強力に呼びかけ、諏訪湖浄化運動を更に推進していきます。

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