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石けんを使ってください!

環境美化啓発部会 担当副会長
下諏訪町消費者の会 会長 逢沢 和子
  
 私達の生活で石けんは欠く事が出来ません。200年前ヨーロッパで伝染病を防ぐために公衆衛生上必要になりました。最初は動植物油脂を煮て作っていましたが、大多数の人々に普及させるには石けんに必要な苛性ソーダを大量生産しなくてはなりません。科学者が公害の少ない方法を発明しました。
 日本へはずっと後に渡ってきて、ポルトガル語のシャボンとして親しまれ、使う様になりました。
 合成洗剤については、昭和25年にアメリカから原料がはじめて輸入され、製造がはじまりました。38年以降急増しますが、環境汚染、人体被害が現れ始めました。長い間使い馴れた石けんは34年をピークに減ってしまいました。
 石けん、合成洗剤も界面活性剤が使われています。これで汚れを落とすわけですが、種類も多くあります。簡単に言いますと、石けんは自然のもの、合成洗剤は鉱油系で助剤として、蛍光増白剤、香料、消泡剤が入っています。

●汚れがよく落ちる

●人体に安全

●環境を汚さない

 この三つの条件を満たしているのが石けんです。
 洗濯用の粉石けんの場合、匂いが良くない、落ちない等の声を聞きます。これは使い方です。良く泡立てて、すすぎを良くして、日光にしっかり干せば決してそんな事はありません。正しいやり方で良さのわかった人、皮膚のトラブルで石けんに切り換えた人もいます。台所用洗剤も種類が多く出廻っておりますが、直接口にする器を洗うものです。安全な石けんを使って欲しいものです。
 コマーシャル等で汚れ落ちを強調していますが、安全面は言っていません。大事なことは、使い過ぎないのが最も良いのです。環境を守る、体に安全である石けんを是非使用してください。




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